貸金業、規制で1万社割れ
厳しい春を迎えているようです。
朝日新聞記事からの一部記事
「全国貸し金業者の登録数が今年1月末現在で初めて1万社を割り込み、
10年前の3分の1まで減ったことが、金融庁の調べで分かった。
ヤミ金融や多重債務者対策として近年、登録の厳格化やグレーゾーン金利
の撤廃など規制が強まっているため、廃業した業者が増えたとみられる。
その一方でヤミ金業者の摘発件数は昨年、増加に転じた。
規制のあおりで正規業者がヤミ金融にくら替えし、より悪質化しているおそれ
があると捜査当局はみている。
貸金業者は国や都道府県に所在地などを登録し、3年ごとに更新する義務が
ある。金融庁によると、登録業者数は90年代中盤から3万〜2万社台で微減
傾向が続いてきたが、05年に2万社を割り込み、一気に減少した。
今年1月末現在の登録業者は全国で9819社で、統計が残る84年以降最小
を記録した。
貸金業者への規制強化は03年以降続いている。大阪府八尾市でヤミ金の
取り立てに悩んだ老夫婦らが心中する事件が起きた同年、ヤミ金融対策法が
成立し、悪質業者の新規参入や登録更新を防ぐ措置がとられた。
昨年末には貸金業法(貸金業規正法が改正)が施行され、利息制限法の上限
(15〜20%)を上回るが刑事罰の対象とはならない「グレーゾーン金利」が
10年6月までに撤廃されることも決まった。
貸金業者の利益は大幅に減る見通しだ。
大阪の登録業者数は2月末で871社で、5年前の4割に満たない。
「相次ぐ規制強化で貸金業者の経営環境が悪化している」と府の担当者。
こうした中、ヤミ金被害が再び表面化し始めている。警察庁によると、出資法
違反容疑などで摘発されるヤミ金業者は、04年から3年連続で減少していたが
昨年は前年比5割増しの484件となった。
大阪府警が今年1月、出資法違反容疑で逮捕した男(39)は、93年に貸金業
登録したが、00年を最後に登録の更新をやめ、ヤミ金業者に転じた。
「正規でやっていても高い金利は取れない。ヤミ金だけでもうかると思った」と
供述したという。
府警幹部は「同様の業者が今後増えるおそれがある」とみている。」
PS
今後、このような状況の中で、ヤミ金被害が拡大する可能性が高くなることが
懸念されますね。

